齋藤 喜孝(さいとう よしたか) 講師


saitou.jpgLMJジャパン 主任講師
AUDIX Registrars  代表取締役


■日本JRCA登録QMS/CEAR登録EMS主任審査員
■公害防止管理者(大気1種、水質1種)

■第1種作業環境測定士、 環境計量士

 

日本検査㈱、日本検査キューエイ㈱理事審査員を経て、現在認証機関AUDIX Registrars代表取締役。 ISO9001、ISO14001、OHSの審査にも従事する。特に環境分野においては、日本(JAB)のEMS適合性認定の制度立ち上げ/発足に深く関与しJAB認定審査員として活躍し、トヨタ自動車/新日本製鐵等のEMS審査等を経験した。現在、英国IRCA/米国RAB及びQSA認定の各審査員養成コースのリードインストラクターとして、統合トシステム構築の支援も行っている。 

主な著書
「図解ISO 14001早わかり」
「図解ISO統合マネジメントシステム早わかり」
「ISO140001認証取得の実務」
「マネジメントシステム進化論(共著)」(オーム社) 

 

【齋藤講師から受講者の皆様へ】

組織にとって役立つ指摘を行う審査を実施していくには考慮すべきことがある。

・組織に役立つ不適合指摘
L.Marvin.Johnson先生は、ご自身の語録の中で、"Rightness means nothing ,only difference."と語っておられるように『正しいかどうかは別で、決めたことからの逸脱が不適合』だと言っている。「不適合指摘」が共通した事項に集中して発生した場合、システム上にどんな問題があるかを「勧告」として重いレベル区分の指摘として出すことになる。しかし、ここで大切なのは監視測定の持つ意味合いを伝えることである。それが、相手に役立つ指摘となる。1件1葉の指摘であっても、可能な限りその不適合のもつ意味を書くことによって相手に役立つ指摘になると思われる。

・改善の機会の注意点
「改善の機会」は、それ自身相手に役立つものであるが、アドバイス、コンサルティングにならないように気を付けることが大切である。IAFのGuidanceではコンサルティングサービスの1つの例として『後日の審査登録に備えて、マネジメントシステムの開発と実施について具体的な助言を与えること。』を上げている。しかし、審査における「改善の機会」は、システムの活用、方向性などを示すものであり、具体的な助言(アドバイス)を与えるようなものであってはいけないのである。

これらの点を考慮に入れ、組織にとって役立つ指摘を行う審査/研修を実施していきたい。