ジョンソン先生のご逝去に寄せて 遠藤 剛史

| コメント(0)

㈱LMJジャパン アソシエイト主席講師 遠藤 剛史

 

ジョンソン先生が召されたとの報を受け、師が、安らかな眠りにつかれますようお祈りすると共に、神の慰めがご家族の上にありますようにお祈り申し上げます。

近年、LMJの研修が熱海のパサニアから東京研修センター開催に移ってから、お目にかかることは無くなっていました。最後に先生が直接、講義をなさるお姿を見ることが出来たのは2003年2月だったと記憶しています。

endo.jpg
endo_johnson.gif

最後に熱海でお会いした際に、三代講師とジョンソン先生ご夫妻、通訳の松本さんの5人でパサニアのレストランで会食をし、楽しい時間を過ごさせて頂きました。その頃は暇があればゴルフに行っていると、夫人があきれ顔でお話しされていたことを思い出します。

思い起こせば、98年、当初、別の研修機関で受講しようと申し込んでいた審査員研修を、偶然が重なってLMJで受講することとなったことがきっかけでした。

その後、ご縁があってLMJでの講師の仕事を頂き、先輩講師陣の元で指導を受けながら、ここまで導いて頂きました。

LMJで講義をする際の原則は、「自分を語るな」というこでした。
自分の経験、自分の考え、自分を語るのではなく、ジョンソン先生の教えを語れというものです。それを忠実に守ろうと心がけ、当初は永芳講師、三代講師の元で先輩講師が語られるジョンソン先生の教え、また先生が来日された時の特別講義の内容を、ただひたすらメモし、確認し、反復し、覚えていったものでした。経験の浅い私には、正直そうするしかありませんでした。


何回かの講義経験を積ませて頂き、アソシエイトになるための「ジョンソン・レビューを受けますか?」との南澤ディレクターのお誘いに、不安はありましたが、「お願いします」と答えたところから、今の私があります。あの時に遠慮して断っていたら、恐らく次は無かったでしょう。


ジョンソン・レビューの最中でも、私はただ学んだ先生の言葉を話しているだけでした。
レビュー後のフィードバックでは、

「stickerの説明にはこんなことも加えるといいよ」

とアドバイスを頂き、

「後はこれからの積んでいく自分の経験を盛り込みながら、話の幅を広げて行けるようになるといいね」

という旨の言葉を頂きました。
そこで始めて、LMJの教えという土台の上に、自分の家を建てる段階に進むことが出来たということを感じました。
あれからもう10年が経ちました。監査の経験もそれなりに積んできました。それでも、講義の中では、先生の教えを語るという原則は守っています。先生の教えを修正したり、何かを加えたりもしていないつもりです。LMJの研修が多くの方から認められているのは、その教えに共感されるのだからだと思っています。


誰の弟子となるかで人生が大きく変わってくる。弟子は師匠の言葉を語るからこそ認められます。経験も知識も乏しい私の講義に受講者の方が耳を傾けて下さるのは、私の言葉だからではなく、ジョンソン先生の教えが語られるからでしょう。ジョンソン先生の教えに、今までの価値観を変える力があり、組織に影響を与える力がある故です。
そして、その教えが持つ力は、師の体が朽ちても残っていくものと確信しています。
これからもそのことを講義で伝え、また審査の実践で自ら証することができるように、進んで行きたいと思います。

最後に、講師という立場、(また私は牧師という立場でもありますが、)メッセージを語ることを生業とする者から見たジョンソン先生の講義は、一言で言えば、

「言葉に無駄がない」

というものでした。それができるということが、どれだけ難しいことなのか....。私もいつかそのような講義、語り方ができるようになりたい。

コメントする